知らないと後悔!流行りのファミリークローゼット


こんにちは上谷です!

間取りの打合せをしていると、最も
多いといっても過言ではないのが、
流行りの間取りを取り入れたいと
いうご要望です。

最近では、YOUTUBEやインスタグ
ラムを利用することで、いつでもそ
ういった最新の間取りの情報が手に
入るため、我々のような提案者側よ
りも、お客さんの方が詳しいという
こもあります。

ただ、そういった流行りの間取りは、
時代背景を反映した便利な面がある
一方、事前に理解しておかないとい
けない注意点があります。

新しいからといって採用すると、初
期のiPhoneみたいに、今考えると全
く使い物にならない、なんてものも
あります。

皆さんも、そんなアップデート前の実
験台の一人にならない為に、便利な間
取りに隠れるデメリットもしっかり理
解しておいてください。

そうすれば、そもそも時代を反映して、
台頭してきた間取りなわけですから、
上手に利用できれば便利じゃない訳が
ないんです。

 

そこで今回は、最近の間取りの中でも
特に人気なファミリークローゼットに
ついて詳しく解説いたします。


ファミリークローゼットは、7年前に建
築した私の自宅には設置していませんが、
今もう一度設計するなら率先して取り入
れたい間取りです。

通常、各個室に設置するクローゼット
を一か所に集約することで、家族全員分
の特に衣類をまとめて収納するスペース
です。

 

そして、ファミリークローゼットを設置
するメリットはなんといっても、家族分
の衣類を一か所に集約することで、洗濯
物を片付ける手間を省くことができるこ
とですよね。

日々の家事の負担が大幅に減ることは間
違いありません。

そして、物干しスペースや脱衣室に隣接
させることで、同時に家事動線も短縮さ
れるので、まさに共働き世帯が7割を占
める現代の中で、最適の間取りだと思い
ます。

 

ただ、そんな便利なファミリークローゼ
ットにも、採用するにあたって注意ポイ
ントがあります。

一つ目 配置について

まず、ファミリークローゼットが持つ、家
族全員分の衣類をまとめて集約するという
特徴を、家事を楽にするという目的に結び
つけるためには、配置が最重要となります。

この最適な配置は、生活スタイルによって
変わります。

配置に大きく関連する要素は、物干しをす
る場所です。例えば、洗面脱衣室にあるド
ラム式洗濯機で、一発に洗濯から乾燥まで
行うという場合、当然、洗面脱衣室に隣接
してファミリークローゼットを設けるのが
便利ですよね。

 

こうすることで、最短で脱衣から洗濯、そ
して、収納まで行うことができます。
この場合、洗濯をたたむスペースも同時に
設けておくことが重要ですね。

忙しい共働き世帯にとって、採用しやすい
間取りの形になりそうです。

また別のパターンで、2階の物干しスペ
ースに干すというのであれば、1階のフ
ァミリークローゼットでは、階をまたい
だ無駄な往復になってしまうので、配置
によっては、洗濯機も2階に設置して、
ファミリークローゼットは2階の物干し
スペースに隣接させる方が良いと思いま
す。

 

また、よく見かける形で、玄関から近い
位置に設けることで、帰宅時にそのまま
ファミリークローゼット内で着替えるこ
とができる配置もありますよね。

この際は、玄関ホールから近い位置に設
けると、来客時にファミリークローゼッ
トへ出入りしずらくなる為、出入口が玄
関から直接見通せなくするなどの配慮が
必要ですので、ご注意ください。

 

なお、配置を考える上での注意点ですが、
玄関からも近い方がいい、脱衣室からも
近い方がいい、リビングからも近い方が
いいというような、配置に関わる要素が
多くなると、動線計画が複雑になったり
、複数動線が必要となってしまい、設置
に伴う必要なスペースがいくらでも増え
てしまいます。

ですので、まずは設置するための目的を
明確にしてください。

家事を楽にするということを考えるので
あれば、洗濯機や物干しとの関連を意識
すれば十分だと思います。

 

2つ目 使い方について

ファミリークローゼットは、まだまだ定
義があいまいなところがありますので、
お家によって使い方は様々ですよね。

使い方の違いで大きいものは

①中で着替える必要があるのか
②どこまでのものを置くのか

という2つがポイントになると思います。

というのも、中で着替える必要がなく、
衣類以外のものも収納するのであれば、
それはほとんど納戸です。

また、中で着替えるけど、洋服は個室
におくから、家着や下着類だけ置くと
いうのであれば、脱衣場に設ける収納
と用途は変わらなくなります。

私はファミリークローゼットの最大の
メリットは、冒頭でお話ししたように
共働き世帯の家事負担の軽減、家事動
線の短縮にあると思っています。

ですので、中で着替えることもできる
衣類収納として設置することをおススメ
します。

そうすれば、衣類を収納する手間が大幅
に減らせます。逆に言えば、各部屋への
衣類を片付けが削減されることにメリッ
トを感じない方には、向かない間取りだ
と言えます。

3つ目 設置費用について

ファミリークローゼットは、従来の各部
屋にクローゼットを設ける場合に比べて、
基本的に費用が高くなります。

それはなぜかというと、ファミリークロー
ゼットがあるからといって、各部屋の収納
が全くなくなる訳ではないからです。

ファミリークローゼットには、外出時に使
用するものや、衣類などを収納することが
できますが、

各部屋で使用するものは、当然ながら各部
屋に収納しなければ、いちいち取りに行く
のは面倒ですよね。

ですので、従来の間取りに比べ費用が高く
なる訳です。

 

どれくらいの費用かという目安ですが、
4人家族で各部屋に従来の一般的なク
ローゼットを設ける場合、主寝室が2
畳、個室が1畳×2部屋で合計4畳に
対して、ファミリークローゼットの場
合は、収納内に通路が必要となる為、
同様の4畳分の収納量を確保するため
には、通路分の1畳を加えた5畳は必
要となります。

 

さらに個室にコンパクトでも収納は必要と
なるため、0.5畳×4人分で2畳のスペー
スが個室にも必要となります。

つまり、合計で7畳のスペースは必要と
なりますので、1.5坪分家が広くなると
いうことです。

そうなるとファミリークローゼットを設
けることによって100万~150万程度建
築必要は増加するというイメージになり
ます。

また、通り抜けができるような場合は
通路が増えますので、さらにスペース
は必要となります。

とはいっても、その費用を出してでも
メリットがあるご家庭も多いと思いま
すので、あくまで予算と相談です。

4つ目 環境について

ファミリークローゼットのその他のメ
リットとして、衣類を集約することに
よるホコリの抑制効果があります。

家のホコリのほとんどが繊維によるも
のです。当然、布団やカーテン、家具
からも繊維のホコリは発生するので全
てではありませんが、衣類を運ぶ動線
が少なくなることで、ファミリークロ
ーゼット以外のホコリを軽減すること
ができます。

その一方、逆にファミリークローゼッ
ト内の空気環境には、注意する必要
があります。

換気扇や空気清浄機や、季節によって
除湿器を使用することで、ホコリやカ
ビの発生を抑制する必要があります。

また、中で着替える際は、季節によ
って扇風機や暖房を使うこともあり
ます。
コンセントは、複数個所に忘れず
設置しておきましょう。

なお、基本的に居室ではないので窓
を設置する必要はないため、結露や
日焼けを防止する面でも、窓の設置
は不要だと思います。

換気は換気扇を設置しておけば十分
だと思います。その代わり照明は、
個室同様にしっかりと設置しましょ
う。

また、小さい注意点ですが、着替え
も行うことから、姿見鏡を設置でき
るような壁面を設けると便利です。

鏡を設置できるような壁が無い場合
は、開き扉に張り付けても良いと思
います。

姿見を見ている女性のイラスト

そのほかに、お子さんが年ごろにな
ると気を遣いそうだから断念した、
というようなご意見があるようなの
ですが、

それが本当に気になるのであれば、
中にいるときに開けられないように
、簡易錠を設置しておけば十分だと
思います。

脱衣室も同じことですからね。

最後にスペースや配置の問題で、洗面
脱衣室に通り抜けができるような間取
りができなかった場合ですが、小窓の
ような形で壁をくりぬいて、洗濯機付
近に直接服を出せるようにしておいて
も便利かと思います。分かりやすく言
うと、検尿のイメージです。


今回は、「知らないと後悔!流行りの
ファミリークローゼット」をお伝えしました。

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是非、見てください。

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