こんにちは、上谷です!
皆さんのお住まいは浴室と寝室はどの
位の距離が離れていますか?リビング
の隣の部屋はどの部屋を配置しますか?
今回は、近くに配置すると相性が悪く
後悔しやすい間取りを紹介します。
相性の悪い部屋
1つ目 脱衣室・浴室と寝室
どちらも一日の生活の中で、夜に使用
することが多いスペースなので、一見
近くに設けても、便利そうに思えます
よね。
しかし、注意するポイントがあります。
それは、音についてです。理由は、家
族の生活リズムが、同じとは限らない
からです。
例えば、旦那さんの帰宅時間が多い場
合に、すでにお子さんが、寝室で寝て
いる場合があります。
シャワーの音や、ドライヤーの音で、
寝ている家族を起こしてしまうかもし
れません。これはお互いにとってスト
レスになりますよね。
同じ理由で、トイレも、寝室との距離
を離した方が良いと、思われるかもし
れませんが、トイレについては、音が
出るのは比較的短時間なので、浴室ほ
どは気にしなくても良いかなと思いま
す。
浴室・脱衣室は、注意してもかなり長い
時間、音が出てしまいます。
浴室の音は響きますから、家族の目が覚
めてしまうには、十分な時間になります。
また、寝室とトイレの場合は、近いこと
で受けられるメリットもたくさんありま
す。
なお、どうしても近い配置になってしま
う場合は、寝室のクローゼットを、浴室
やトイレとの間に配置することで、音を
遮るクッションにすることができます。
寝室の音の問題は、寝つきの良さや生活
リズムの違いなど、実際の生活に当ては
めて、検討してみてください。
相性が悪い部屋2つ目
トイレと玄関
これは、イメージしていた方も多いかも
しれません。
まずトイレには、音、匂い、そしてプラ
イバシー性と、いくつも注意するべき要
素があります。
また、玄関は来客時に必ず利用する場所
なので、そのトイレが持つ3つの要素、
全てに注意を払う必要が出てきます。
玄関から直接、トイレの中を見通せない
配置だったとしても、来客時に水を流し
にくいですし、トイレから出ずらい状
況も考えられます。
場合によっては、来客が玄関の中ではな
く、外にいたとしても、トイレの窓の配
置によっては、使用中の音が玄関の外ま
で聞こえる可能性もあります。
こういったことから、トイレは玄関か
ら、十分に距離をとって配置する方が
良いと思います。
相性の悪い部屋
3つ目 LDKと道路
道路は部屋ではないですが、間取りの
配置について、重要な要素になります。
まず、分譲地などで駐車場が必要な場
合、駐車場スペースがある分、敷地に
対して家の配置は道路面から、遠ざか
って配置することになりますよね。
そうすると、家の外周の道路面以外の
三方は比較的隣地に近くなります。
LDKを配置する際は、一般的に、
部屋に採光を積極的に取り入れること
が求められるので、隣地と近接した面
よりも、ひらけた面に向けて開口を取
る必要がでてきます。
そうすると結果的に、道路面にLDK
が配置されることが多くなるわけです。
そして、この配置の後悔ポイントが、
プライバシー性です。道路面から見
通せるリビングになってしまい、ま
た、窓をあけると、音も道路側に漏
れてしまいます。
結構この形のお家は多いと思います。
夜散歩すると、意識していなくても、
近所のお家のだんらん風景や、談笑
している様子など、聞こえてきたり
しますよね。
それが、まさにご自分のお家もそう
なっている可能性があります。では
、どうすれば良いのか、というお話
しです。
他の3方に向けてしまうと、隣地に
近いため、そもそもLDKの開放性
が失われてしまいます。
こういった条件の場合に、私がおス
スメするのは、2階リビングです。
このようなプライバシー環境に対し
て悩まれている方に、最適な間取り
だと思います。
もちろん2階リビングには皆さんの
ご想像されているような、色んなデ
メリットもありますので、その部分
も事前に理解しておく必要はありま
すが、特に分譲地などの場合は、隣
地との関係が単純なので、効果的に
プライバシー性を確保しながら、
バランスの良い間取りを計画しやす
いです。
また、プライバシー性以外にも、構造上
の安全性や、天井高を高くできること、
虫の発生の少なさや、建築コストの削減
など、たくさんのメリットがあります。
2階リビングについては次回に詳しく
お話しできればと思います。
今回は、隣接すると相性が悪い部屋に
ついてお話ししました。
是非、参考にしてください。
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