天井高を高く見せて開放的なお部屋に

こんにちは上谷です!

皆さんのお住まいのリビングや各部屋の
「扉」の高さはどの位でしょうか?扉の
上部はどのようになっていますか?

一般的な扉の上部には垂れ壁といった壁が
あると思います。

今回ご紹介するのは、この垂れ壁を無
し、天井付近まである扉「ハイドア」
についてメリット・デメリット 注意
点を解説します。

・メリット

➊天井高を高く見せる事ができる
開放的で実際の部屋の広さよりも広く
感じる事ができます。

➋家具や家電などの搬出入がしやすい
大きめの冷蔵庫や、ソファーなど、
背の高い家具だと垂れ壁の部分に当た
るので、家具を斜めにして運んだりと
、工夫しないといけませんね。


➌収納スペースをハイドアにすると、
垂れ壁で隠れる部分がなく、中身が
見通しやすくなる。

収納の天井付近まで、見通せると、
上部まで収納に使いやすかったり
高い位置の物も、台を使って取り出
しやすくなりますね。

 

・デメリット

➊木材が反りやすい
木材の大きさが大きければ、その分
反りやすくなります。反ってしまう
と開閉が重くなる事があります。

➋扉に枠を付けない場合は光、音が漏れやすい
ドア自体の仕組みとしては、大きさ
が変わっても、機能性はさほど変わ
りませんが、枠を付けない場合は、
防音性や部屋の冷気の漏れなどに繋
がります。

➌部材が高い
垂れ壁を設置しない分建築コストは下
がりますが、部材事態が高い為、結局
コストアップする事が多いです。

採用時の注意点

色の選定を間違えると逆に圧迫感が出
てしまいまうので、部屋を広く見せた
い場合は壁紙と近しい色を選定するの
がお勧めです。

特に、クローゼットや寝室などプライ
ベートな空間に繋がる扉は、目立たな
い色を選定しましょう。

吊戸棚やエアコンと干渉しないように
注意しましょう。扉を開けた場合にあ
たる部分はないか、もう一度確認して
みましょう。自分の目線よりも上の部
分は見落としがちなので注意しましょ
う。

各部屋の天井高が違う場合は、採用しな
い事をお勧めします。例えば、リビング
の天井は隣の部屋よりも20cm高めに設
定してある場合などは、一般的な垂れ壁
のある扉をお勧めします。

今回は「ハイドア」についてのメリット・
デメリットをお話ししました。皆さんは
どう感じましたか?

リフォームなどを検討している方は、是非
参考にしてくださいね。

  

上谷 幸祐

上谷 幸祐

一級建築士。株式会社かみだに工務店一級建築士事務所代表。 徳島出身。1984年4月生まれ。4児の父。 建築一筋18年、住宅診断300棟、設計施工100棟 ゼネコンでの現場監督経験や、大手ハウスメーカーでの営業・設計など幅広い建築経験を経て独立。 現在は、徳島県で主に間取りリフォームやリノベーションを扱う工務店を経営。 登録者6000人超の住宅関連情報を発信しているYouTubeチャンネルを運営。

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