こんにちは上谷です!
今回はマイホームで後悔する収納をご紹
介します。一生懸命考えてせっかく建て
たマイホームで後悔したくないですよね。
住み始めてから気づいても後から気づい
てもどうしようもないので。失敗しない
ように知識を入れておきましょう。
●後悔する収納
後悔する収納の正体とは、ウォークイ
ンクローゼットです。ウォークインク
ローゼットは皆さん憧れますよね。
私もお客さんとの打ち合わせの中で、
半分以上の方から要望されたように思
います。
その、憧れのウォークインクローゼッ
トでなぜ後悔するのでしょうか。
ウォークインクローゼットは、その名
の通り人が中に入って使えるクローゼ
ットですよね。よくテレビで取り上げ
られる、芸能人のお家のように広い空
間の中に洋服がたくさん並んでいる様
子をイメージありますよね。
そのイメージから憧れる方も多いのかも
しれませんね。
ただ、設置後後悔する方も多いです。私
の考えるその失敗する最大の原因は広さ
の設定です。
■人が入る事を想像する
ウォークインクローゼットは人が入る必
要があるので、通常のクローゼットに比
べ広さが必要です。
しかし、間取りを考えていく中で他の部屋
との兼ね合いで十分な広さが取れていない
場合をよくみかけます。
ざっくりと申し上げますとウォークインク
ローゼットは一部屋分つぶすくらいの覚悟
で設けてください。
2畳や3畳程度のものをよく見かけますが、
結論狭すぎます。
●狭いウォークインクローゼットは不便
■暗さ
この広さが狭すぎるという理由の一つに暗
さがあげられます。
ウォークインクローゼットは2面かあるい
は3面に棚を設けることが多く、なおかつ
収納量の為に、高さ1.8mほどの高さにも棚
を設けることが多いのですが、そうなると
天井の照明の光が棚の下まで届きにくくな
るため、かなり暗くなるんです。
しかも、狭い分壁面はめいっぱいに収納と
して利用しているので、窓もなく閉鎖的に
なっています。
幅が2mほどの空間の両面に60㎝の棚を設
けると残りは80㎝の通路程度です。両面に
押し迫った高さ1.8mの棚を想像してくださ
い。
いくら収納でも、暗くて狭い部屋の中でル
ンルン洋服を選ぶ気にはなれませんよね。
■衣替え・入れ替えのしにくさ
狭いと不便になる理由がもう一つあります。
それは、衣替えなどの入れ替えのしにくさ
です。
普段使いは何とかできたとしても、洋服の
入れ替えにある程度の広さを必要とします。
動線スペースにゆとりがないと入れ替える
のは容易ではありません。入れ替えがめん
どうになってしまっては衣類収納がメイン
であるウォークインクローゼットの意味が
なくなってしまいます。
●必要な広さ
どれくらいの広さが必要かというと4.5畳
以上は確保することをお勧めします。4.5
畳あれば3面に棚を設置したとしても中心
のスペースは1.4m×2mほどの空間が取れ
るので、ゆとりのあるウォークインクロー
ゼットといえます。
さらに一か所は小さくても良いので窓を設
置するようにしましょう。単純に明るさも
ありますが、視覚的に開放感がでますので
利用するにあたって閉鎖的なネガティブな
印象が和らぐと思います。
現在マイホームを計画中の方で、間取り
を考えたら4.5畳なんてそんなに広く取れ
ないよー。と思われている方もいるかと思
います。
そんな場合は是非、ウォークインクローゼ
ットは諦めてください。必ずといっていい
ほど後悔します。
ウォークインクローゼットの最大のポイン
トはゆとりなんです。
いかに中心のスペースがゆったりとれるか
が肝なので、2畳や3畳になるのであれば
壁面収納にしてください。
壁面収納であれば2畳3畳のスペースは広
々と使用できる収納スペースですので、お
ススメできます。
部屋の窓から採光は取れるので明るいです
し、入れ替えも部屋のスペースで行えば広
々できます。日本は海外に比べ家が小さい
ので、日本には従来からある壁面収納の方
があっているのかもしれませんね。
■納戸の場合は違う?
ちなみに納戸の場合は、2畳や3畳でもウ
ォークイン形式は有効です。
なぜ納戸の場合は有効かというとウォーク
インクローゼットと違いは解放感やゆとり
が全く必要ないからです。
納戸は本当にものを入れるだけなので問題
ありません。ただし、物の出し入れの為に
出入口の扉は広くとりできれば引き戸で設
けておきましょう。
今回は後悔が多い収納のウォークインクロー
ゼットについて注意点をお話ししました。
是非ご参考にしてください。
それでは、また明日!
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