綺麗な玄関の決め手は?

こんにちは上谷です!

今回は「綺麗な玄関の決め手は」という
テーマでお話しします。

結論からいうと、綺麗な玄関の決め手は
掃除のしやすさです。そして、掃除をし
やすくするには、2つの方法があります。

ホウキで掃除をする人のイラスト(女性)

一つ目は汚れにくい素材を選定すること
で、掃除の頻度を減らしてしまうことで
す。

できるだけ平滑な素材を選定することや、
表面にコーティングのかかった材料を使
用することで、そもそも汚れにくくする
ことができます。

例えば、鏡面のタイルや、カラーコンクリ
ートや、外部用の長尺シートなどがあげら
れます。

鏡面タイル
カラーコンクリート
長尺シート

汚れにくいですから、掃除をする際も
こすったりすることなく、簡易な清掃
で完結させることができます。

一般的な床タイルの場合は、汚れやホコ
リが粗面に嚙みこんでしまって、かなり
擦らないと汚れをしっかり落とし切るの
は困難ですからね。

ただ、こういった汚れにくい素材を使用
しても、掃除のしやすい環境が万全とは
言えません。

そこで、2つ目の方法が、勾配をしっか
りと取ることです。

勾配

玄関はどれだけ対策しても、外部から
の汚れを持ち込むことを0にすること
はできませんから、汚れた場合の対策
をしっかりとしておかなければなりま
せん。

そのために大切なのが、内側から外側
に向けてしっかりと勾配を取っておく
ことです。

勾配がとれていれば、水を流して洗う
こともしやすくなりますし、普段の掃
き掃除でもゴミやホコリなどを箒で掃
き出しやすくなりますから、綺麗に保
つための必須条件になります。

最近では、あまり水で洗い流すことが
少ないので、勾配がしっかりとれてい
ないことも多いですが、先に申し上げ
た通り、勾配を取ることは、水洗いだ
けではなく、掃き掃除にも有効ですか
ら、是非1/50程度しっかりと勾配
をとっていただけたらと思います。

是非、参考にしてください!

上谷 幸祐

上谷 幸祐

一級建築士。株式会社かみだに工務店一級建築士事務所代表。 徳島出身。1984年4月生まれ。4児の父。 建築一筋18年、住宅診断300棟、設計施工100棟 ゼネコンでの現場監督経験や、大手ハウスメーカーでの営業・設計など幅広い建築経験を経て独立。 現在は、徳島県で主に間取りリフォームやリノベーションを扱う工務店を経営。 登録者6000人超の住宅関連情報を発信しているYouTubeチャンネルを運営。

関連記事

TOP