こんにちは住まいの専門家かみだにです。
キッチンに関する失敗や後悔につながりやすい特徴7選の続きをご紹介します
具体的な失敗例や回避方法も交えて分かりやすく解説しておりますので、快適で機能的なキッチンづくりの参考にしていただいたらと思います。
3. キッチン配置の思い込み
皆さん、長方形のLDKの場合、キッチンはどの位置に設置しますか?
ほとんどの方が、いずれかの端に配置するイメージをしたのではないでしょうか?
つまり、リビング・ダイニング・キッチンの順ですよね。
ただ、ここで考えてほしいことがあります。
キッチンとダイニングは当然ですが、関連しますよね。料理を作る空間と、食事をする空間です。
ですが、それ以外の要素、例えば、リビングとダイニング、この空間が隣接する必要性はあるでしょうか?
つまり何が言いたいのかというと、例えばキッチンをLDKの真ん中に配置しても良いということです。
従来なら、この配置には排気の問題があったかもしれませんが、今はレンジフードや家電グリルのお陰で、アイランドキッチンが多く採用されているくらいです。
プランによっては、キッチンを中央に配置することで、間取りが計画がしやすいこともあると思います。
私が以前建てたお家もキッチンをセンターに配置していますが、採光も採りやすく、すごくバランスが取れています。
是非、自由な発想で計画してみてください。
4. キッチンと水回りの連携
コメントや間取りチェックでこんな質問をいただきます。
『キッチンと水回りを近づける必要はあるんですか?あるとしたら一体どういった理由ですか?』というご質問です。
確かに近ければ、家事がしやすいというようなイメージはありますが、実際のところは、お風呂のお湯は自動湯張りですし、洗濯はボタン一つで乾燥まで行いますし、実際そんなにキッチンと水回りを再々行き来するようなことはないように思いますので、結論、近くなくても良いと思います。
そもそもこの考え方は少し前の考え方だと思います。
お風呂の湯張りや、洗濯の出し入れや、掃除など、現在も全くなくなったわけではありませんが、行き来する頻度は、以前と現代では大分変っているように思います。
家事にしても、雑巾を絞って掃除をするような時代ではなくなってきてますよね。
それよりも現在では、キッチンと階段との生活動線、キッチンと玄関との買い物やゴミ出し動線、また、キッチンとファミリークローゼットとの収納動線の方が優先した方がよさそうですよね。
こういった理由から、キッチンと水回りを意識的に近づける必要はないと思いますが、キッチンというよりLDKという広い空間で考えれば、廊下にわざわざ出ることなく扉1枚で水回りとつながるという配置は、家事というより家族全員にとって利用しやすいですから、取り入れても良い要素だと思います。
こう考えればLDKのどこかが接していればよいので、設計の難易度は下がりますよね。
ただし、ワンオペ育児や介護想定など、近くで音や気配を感じれるなど、水回りを隣接することが重要な場合もありますので、そういった場合は個別でしっかりと検討してください。
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