皆さんこんにちは!上谷です。
省エネ住宅を考えるうえでは、住宅の気密性の確保は重要な要素ですよね。
住宅の気密性が上がるということは、不要な外気の流入を防ぐことができますから、
効率的な空調環境を作ることができます。
しかし、それは同時に、「自然な空気の入れ替えが少なくなる」とも言えます。
ということは、仮に室内の空気が汚染された場合は、その空気環境のまま保たれてしまうことになります。
これはデメリットになりますよね。
例えば、人が呼吸するだけでも二酸化炭素は発生しますから、定期的な外気との入れ替えは、
高気密住宅と換気は同時に考える必要があります。
そこで重要になるのが、「効率的な換気方法」です。
当社では、熱交換型の24時間換気システムを採用しています。
24時間換気システムにもいくつかの種類がありますが、
当社では、熱交換型を採用することで、室内外で空気を入れ替えた際も、
極力空調効率を落とさないように配慮しております。
空調効率は、単純に省エネというだけではなく、
換気の際に、冬場に寒さを感じたり、夏場に熱気を感じたりするのを軽減できますから、
生活環境にも影響があります。
また、熱交換型の換気システムには、ダクト式と、ダクトレス方式があります。
当社では、ダクト式を採用しております。
各室や、共有空間へ新鮮な空気を送り、脱衣室などの共有空間で、まとめて空気を回収することで、
家全体の空気環境を極力均一に保つことができます。
こうすることで、部屋のエアコンの空気を共有空間にも配ることができますから、
部屋から廊下に出ると、暑い・寒い、というような環境を軽減する効果があります。
是非、高気密住宅を計画する際は、同時に換気システムも意識するようにしてくださいね。
ご参考にしてください。