こんにちは、住まいの専門家かみだにです。
今回は、家づくりの中でも最も気を付けなければならない、危険な住宅営業マンのお話です。「いや、それは知りたいけど、そもそもおまえが信用できるか、そこが怪しいわ」という方も、それはブログを見てから判断してください。
それでは、まず、あなたに質問です。あなたが、住宅会社との契約を決める際に、何を重視して決定しますか?
まずは、価格でしょうか?あるいは性能でしょうか?またはデザインかもしれませんね?
もしかしたら、現在、家づくりをまだ始めていない方は、今挙げたような選択肢を、想像されているかもしれません。
しかし、実は、既に住宅会社を決定した方にアンケートを取ると、最も多い回答は、「担当営業が信頼できたから」という回答なんです。
つまり、どんな家を建てるかということよりも、住宅営業の接客対応を重視しているということです。ではもし、あなたの担当になった、その住宅営業が、実は口ばっかりのポンコツ営業だとしたらどうでしょうか?
住宅営業は、間取りや仕様や価格など、多岐にわたって、あなたの家づくりに関わってきます。そうなると、家づくりを丸ごと、棒に振ってしまう可能性も十分にあります。
そこで今回のブログでは、皆さんが正しい選択ができるように、選んではいけない危険な住宅営業の特徴を7つご紹介します。遅刻をするとか、約束を守らないとか、当たり前のことは抜きにして、住宅営業に特化した内容をお届けします。
また、ぞれぞれの危険度も合わせて分かりやすく解説しますから、このブログを最後まで見ていただければ、信頼できる住宅営業の選び方が分かります。
それでは、早速いってみましょう!
今回ご紹介する危険な住宅営業マンはこちらの7つです。
1.自宅を建てていない営業マン 危険度50%
2.無免許・無資格営業マン 70%
3.教えてくれる営業マン 80%
4.要望通りの提案 70%
5.疲れる・長く感じる 80%
6.家庭・世帯環境が違う 50%
7.メモ・議事録を取らない 100%
詳しく説明します。
1.自宅を建てていない住宅営業
危険な住宅営業1つ目は、自宅を建てていない住宅営業です。危険度は50%です。
これは言葉の通りですが、住宅営業にも、当然ながら自宅を建てたことが無い方はたくさんいます。しかし、自宅を建てたことがあるか、どうかは、提案者としての経験として、非常に重要です。
「自分の家は建ててなくても、お客さんの家はいっぱい建てねんから、経験は十分やろ」と感じるかもしれませんが、自分の家と、他人の家を建築するのでは、家づくりの理解度が全く違います。
まず、家の住宅ローンを背負うことへの重責や、間取り決定への責任感など心構えのような前提の部分から、理解不足による温度差があります。そして、特に詳細な部分になればなるほど、経験の差が出てきます。
例えば、雨の日や、災害時の対策や、虫への対策、子育てをする中で間取りで困ったことなど、自ら体験していないと、具体的な提案ができない部分がたくさん出てきます。
当然ながら、自宅を建てていない住宅営業からは一般論までの提案しかできませんから、「なんやこの提案、オールファッションのチョコくらい中途半端やな」ということになってしまいます。
それでは、今度は特に信用できる住宅営業の特徴をご紹介します。それは、現在自分が勤めている住宅会社で、自宅を建てている方です。
これはなぜかというと、会社の内部まで知っている側の住宅営業が、認めているほど価値のある家だからです。「住宅営業なら自分の会社で建てるんは当たり前やろ」というような神社員の方も、もしかしたらいるかもしれませんが、将来に渡り信頼ができる会社でないと、自分が勤めているからといって自宅を建てることは難しいです。
特に現在は、全国の住宅メーカーを自由に選ぶことができる時代ですから、内情を知っているプロならなおさらですよね。
また、それ以外のメリットとして、住宅会社の良い部分だけではなく、住んでから困っている部分や後悔している部分なども細かく知っていますから、先輩の貴重な意見を聞くことができます。
以上のような理由から、自宅を建てた経験がない住宅営業には注意してください。
2.無免許・無資格者
危険な住宅営業2つ目は、無免許・無資格者です。危険度は70%です。
注文住宅に関連する資格として、設計に関する資格である建築士と、施工に関する資格の建築施工管理技士というものがあります。
建築に関わる仕事をしているのなら、どちらかは持っておいて欲しいですね。どちらかと言えば、住宅営業に関しては、間取り設計に携わることの方が多いので、建築士を保有していることが望ましいです。
「間取りなんてウチの奥さんでも書けるから資格なんていらんやろ」と思うかもしれませんが、有資格者と無資格者では全く異なる部分があります。
それは、技術でも経験でもありません。その異なる部分とは、責任です。結論、責任というのは、提案者の根幹となる一番重要な部分です。
詳しく説明します。
まず、有資格者には、公的な責任が伴います。罰金や、免許の停止・取り消しなどの罰則もあります。
ですので、設計や仕様の提案においても、無資格の場合とは、提案に対する意識が全く異なります。そして、そもそもの話ですが、建築の業界で今後も食べていこうと考えているのなら、専門資格があるのに取らない理由はありませんよね。
もし、あえて取っていないのだとしたら、その業界は腰かけ程度にしか考えていない、と思われても仕方がありません。それでも、資格は関係ないという方もいるかもしれませんので、そんな方に質問です。
いい薬を作ってくれると評判だけど、薬剤師免許がない人の薬と、普通の薬局ならどちらの薬を信用しますか?「なんやウチのおばあちゃんのアロエ馬鹿にしてんのか?」いや、そういう訳ではありません。これは、ただの例え話です。話を戻します。
実際に、薬を飲んだ後、あなたがお腹を壊しても、無免許の人は責任を取ってくれるでしょうか?つまり、責任とはそういうことです。
ちなみに、これはよく似た話で、一級建築士と二級建築士ではどっちがいいのか、という質問をされることがありますが、それはどっちでも同じです。両方共同じ国家資格で、設計できる規模や構造の違いはありますが、住宅ではほぼ関係ありません。ですから、そこは全く悩まなくて大丈夫です。
次回は『危険な住宅営業マンの特徴7選 後編』になります!
▼こちらの記事はこの動画で詳しく解説していますので、是非ご覧ください!
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