こんにちは、住まいの専門家かみだにです。
今回は『危険な住宅営業マンの特徴7選 中編』になります。(前編がまだの方はこちらからどうぞ!)
3.教えてくれる営業マン
危険な住宅営業3つ目は、教えてくれる営業マンです。危険度は80%です。
『・・・どういう意味?』という方も多いと思いますので、ご説明します。まず、皆さんに質問です。
理想の家を教えてくれる営業マンと、理想の家を聞いてくれる営業マンは、どちらの方があなたの理想の家を作れると思いますか?
先に結論を言ってしまうと、理想の家を建ててくれるのは聞いてくれる営業マンです。なぜなら、あなたの理想の家を建てることができるのは、実は、どちらの営業マンでもなくあなただけだからです。
『いや、なにこの催眠術より怪しい感じ』と思われたと思いますので、詳しくご説明します。
まず、教えてくれる営業マンは、様々な情報を提供してくれます。例えば、以前のお客さんに提案した設備や、今流行りの間取りなどの情報です。
しかし、それはあくまでも他人の家の話です。例えば、他人にとって便利だったり、他人が満足している情報ということです。
それに対して、聞いてくれる営業マンというのは、あなたの意見を聞いてくれて、あなたが満足する家を提供してくれます。
先ほどのお話ししたように、あなたの理想の家は、あなたしか知りません。
ですから、あなたに教えるのではなく、あなたから聞き出すしかないんです。
今お話ししている内容は、非常にシンプルな内容ですが、非常に重要な部分です。
なぜなら、実際の商談においては、教えてくれる営業マンの方が、頼りに見えてしまうからです。教えてくれる営業マンの矢継ぎ早に繰り出されるトークに、あなたは圧倒されて、引き込まれてしまうかもしれません。
しかし、最終的に出されたプランを冷静に、見比べてみてください。もしかしたら、教えてくれる営業マンは、流行りを捉えたスタイリッシュなプランで、いくらかけ放題くらいテンションがあがる提案をしてくれるかもしれません。
しかし、実際の自分の生活をイメージしてみると、聞いてくれる営業マンの方が、現実的な理想の家に近いことに気がつくと思います。ですから、トークだけに惑わされないように気を付けてください。
4.要望通りの提案
危険な住宅営業4つ目は、要望通りの提案です。危険度は70%です。
『そら要望の通りの提案なんかしたら・・いや全然エエやん!』と感じるかもしれませんが、これは間取り図の提案が進むと、意外に要望通りの提案に悩む方がたくさん出てきます。
どういうことかご説明します。
これは、お客さんが書いた間取り通りに、プラン図を提出してくるパターンです。比較的、地元工務店の営業に多い特徴です。
実際に、これで悩んでいる方の相談は、私のところへ毎日のようにきます。例えば、奥さんが手書きで描いた間取りを、そのまま作図しただけで提出されて、プロ側の意見が全く入っていないので、本当にこれで良いのか不安で仕方がないというような悩みです。
もちろん、旦那さんや奥さんに、たまたま間取り作成の天賦の才があれば問題はありません。しかし、実際には、単にそれが契約に近いからという理由だけで、採用していることの方が多いと思います。
根本的に、自分が理想と思っている間取りな訳ですから、そのまま採用されれば気分は悪くないですよね。ただ正直、実際にこの相談を受ける場合の間取りは、残念ですが、生活に相当苦労するような間取りばかりです。
では、そのままの間取りを提出された場合にどうすれば良いのかというお話ですが、担当者、または住宅会社を変えてください。
間取りは家の肝ですから、根拠のある間取り提案ができる会社を探してください。申し訳ないな、と思うかもしれませんが、朝の占いくらいすぐに忘れますので、安心してください。
また、逆にどうしても、施工はその工務店に頼みたいという方もいると思いますので、その場合は、間取り設計だけは設計事務所に依頼するという手もありますので、ご検討ください。
5.打合せが疲れる・長く感じる
危険な住宅営業5つ目は、『打合せが疲れる・長く感じる』です。危険度は80%です。
「家づくりは大変な作業やから、疲れるし長く感じるものやろ!」と感じている方がいたとすれば、それは住宅営業選びで失敗しているかもしれません。
なぜなら、家づくりに成功している方は、打合せや家づくりは楽しくて、アッという間だったと感じているからです。
家づくりが楽しいものになるのか、疲れるものに感じるかは、住宅営業の進め方が大きく影響します。例えば、今日は何をするのか、何の為に今これをするのか、次は何をするのかということが分かっているかどうかで、家づくりを楽しく感じられるかどうかは変わってきます。
次のステップが分かりにくく、何度も確認しなければいけないような進め方であれば、疲労感は半端じゃありません。
実は、このような営業マンを、見極めるのは、非常に簡単です。一回目の商談で判断できます。
それは、初回の商談が終わった段階で、家づくり全体の不透明感が払拭できているかどうかです。この不透明感が無い状態で終われていると、事前の準備もできるタイプの営業マンだと言えます。
ですから、その後も打合せも、スムーズに進む可能性が高いです。
逆に、少し疑問が残る商談だったり、不安がワクワク感を超えるような商談であれば、前途多難だと言えます。こういった場合は、お互いに無駄な労力を使わないためにも、初回で担当を変えてもらいましょう。
次回は『危険な住宅営業マンの特徴7選 後編』になります!
▼こちらの記事はこの動画で詳しく解説していますので、是非ご覧ください!
チャンネル登録お願いします!