知らなきゃ損する!プロが選ぶ住宅価格を下げる方法7選 中編


こんにちは、住まいの専門家かみだにです。

今回は、『知らなきゃ損する!プロが選ぶ住宅価格を下げる方法7選 中編』になります(前編がまだの方はこちらからどうぞ!)

3.利益率が低い会社を選ぶ


建築費を大幅に下げる方法3つ目は、『利益率が低い会社を選ぶ』という方法です。

できるだけ利益は、必要最低限でお願いしたいと思いますよね。『いや、そらそやろ!でも、そんなん分かる訳ないやん!どうやって選ぶねん!』と思いますよね、実は案外簡単に分かるんです。

この方法の価格期待度は、3つ星です。【100万~200万の値引き】

では、『利益率が低い住宅会社の簡単な選び方』をご紹介します。

選び方の1つ目は、SNS発信が強い会社です。

はい、そうです。私の会社もその一つですが、ポジショントークという訳ではありません。

SNS発信が強い会社には、利益を下げられる明確な理由があります。それは、広告宣伝費が抑えられるということです。

広告宣伝費というのは、住宅会社の場合、一般的に広告チラシやテレビCM、ネット広告や、野立看板などに費用が充てられています。

その費用は、会社によって多少前後しますが、広告費が、少ない会社で売上の3%程度、比率が高い会社で6%程度です。例えば、3000万円の住宅であれば、90万~180万円程度は、広告宣伝費として、価格に上乗せしているということです。

反対に、SNS発信を主な集客としている会社は、この広告宣伝費に掛ける費用がほとんどありませんから、利益率を他社に比べ低く抑えることができます。



利益率が低い会社を選ぶ方法2つ目は、『大工さんに直接依頼する』という方法です。

以前に比べ、大工さんに直接住宅の建築を依頼する機会は減っていますが、実は大工さんに直接依頼する場合は、確実に利益率を下げることができます。

それは何故かというと、大工さんの場合は、自分も大工として現場で施工しますから、自身の施工費分も利益になっているからです。

つまり、ハウスメーカーや工務店に比べて、大工さん自らの施工費分、利益を圧縮できるという訳です。大工さんの施工費は、30坪程度で150~200万程度必要になりますから、その分の費用は工務店に比べ安く建てられる訳です。

大工さんに建築を依頼をするのは、敷居は高いですが、価格は安くすることができます。

4.施主支給をフル活用する


建築費を大幅に下げる方法4つ目は、『施主支給をフル活用する』という方法です。

この方法の価格期待度は、2つ星です。【~100万の値引き】

施主支給は、お客さん自身が量販店やネットサイトから直接資材を購入することで、工務店に依頼するよりも、安価な価格で資材を調達する方法です。

それでは、施主支給をすることで、価格を下げられる材料をご紹介します。

  1. トイレ
  2. 洗面台
  3. キッチン
  4. 床材
  5. 照明器具
  6. カーテン
  7. エアコン



施主支給には、手間や時間はかかりますが、支給材が多いほど、住宅会社の経費がかかりませんから、材料価格を圧縮することができます。

先程挙げたような材料を、全て施主支給すれば、100万以上圧縮することも十分可能です。

また、ネット購入であっても長期保証を付帯できることも多いですから、保証面で心配という方も、現在は安心して利用することができます。それに、工務店での取り扱いが無いような商品も調達できるのが施主支給のメリットでもあります。



そして、ここ最近は、施主支給も当たり前になっていますから、施主支給を断る住宅会社も少ないと思います。対応してくれるか不安という方は、契約前に確認しておいてください。


5.閑散期を狙う


建築費を大幅に下げる方法5つ目は、『閑散期を狙う』という方法です。

この方法の価格期待度は、4つ星です。【100万~300万の値引き】

閑散期というのは、お客さんの問い合わせが減ってしまい、住宅会社が困っている時期のことです。この時期をあえて狙うことで、通常の時期に比べ安く契約できる可能性があります。


住宅会社からすると、社員や職人を遊ばせるくらいなら、利益度外視でも受注した方が良いと考えるのは、自然なことですよね。

では、どの時期が閑散期にあたるのかというお話です。一般的に、年始や年度初めは、人が動きやすく購買意欲も高いので、住宅会社もお客さんに困っていません。

逆に、5月から8月の期間や、10月あたりは、人の動きも落ち着いていますから、比較的狙いやすい時期といえます。

もちろんこの時期は、どの会社も当てはまる訳ではありません。

ですが、実は比較的簡単に、特定の住宅会社の閑散期を見極める方法がありますのでご紹介します。



その方法は、広告チラシが入っているかどうかです。どういうことかというと、実は広告チラシは、ネット広告などに比べ、あまり費用対効果が高い集客方法とは言えません。実際に皆さんも、自宅にチラシが入っているからと言って、わざわざ問い合わせて見ようとは思わないですよね。

つまり、逆を言えば、『チラシを使ってでも集客をしたい』という住宅会社の意識が現れている訳です。ですから、自宅のポストにチラシが入った場合は、さっさと捨ててしまわずに『この会社は今がチャンス!』と捉えて、大事にとっておいてください。





次回は『知らなきゃ損する!プロが選ぶ住宅価格を下げる方法7選 後編』になります!

▼こちらの記事はこの動画で詳しく解説していますので、是非ご覧ください!
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上谷 幸祐

上谷 幸祐

一級建築士。株式会社かみだに工務店一級建築士事務所代表。 徳島出身。1984年4月生まれ。4児の父。 建築一筋18年、住宅診断300棟、設計施工100棟 ゼネコンでの現場監督経験や、大手ハウスメーカーでの営業・設計など幅広い建築経験を経て独立。 現在は、徳島県で主に間取りリフォームやリノベーションを扱う工務店を経営。 登録者6000人超の住宅関連情報を発信しているYouTubeチャンネルを運営。

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