シューズクロークでおさえておくポイント

こんにちは、上谷です

最近の玄関収納といえば、シューズク
ロークですよね。

最近、私は様々なお住まいの間取りを
チェックさせていただいています。

その中でも、シューズクロークは、形
状は様々ですが実に半数以上のお家が
採用されています。

家具タイプの下足収納に比べ、かなり
広いスペースを必要とするシューズク
ロークですが、その広さを収納として
有効に使えていない場合を多く見かけ
ます。

せっかくの広さがほとんど通路空間に
なってしまい、下足収納の方がたくさ
ん靴を収納できるという場合もありま
す。

いやいや待て待て、シューズクローク
の価値は収納じゃないよ。家族用の
玄関として使えることに意味がある
んだよ。

そんなご意見が出てくるのは百も
承知です。

しかし、その形状についても、来客
がリビングへ向かう導線の中で裏側を
覗けてしまったり、そもそも玄関側か
らほとんど見えるシューズクロークに
なっていたりと、これ意味あるんかな。
というような形状をよく見かけます。

来客から見えるシューズクローク
角度を変えたりロールカーテンを使用する事で来客から見えない配慮ができる


シューズクロークは、設計者にとって
もまだまだアップデートが必要な段階
ですから、

ご自宅では失敗しないように、注意し
ていただいたらと思います。

注意ポイントは、設計者も扱い方が良
くわかっていない。これを肝に銘じて
打ち合わせに臨んでください。

上谷 幸祐

上谷 幸祐

一級建築士。株式会社かみだに工務店一級建築士事務所代表。 徳島出身。1984年4月生まれ。4児の父。 建築一筋18年、住宅診断300棟、設計施工100棟 ゼネコンでの現場監督経験や、大手ハウスメーカーでの営業・設計など幅広い建築経験を経て独立。 現在は、徳島県で主に間取りリフォームやリノベーションを扱う工務店を経営。 登録者6000人超の住宅関連情報を発信しているYouTubeチャンネルを運営。

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