こんにちは上谷です!
今回は人気の設備、タンクレストイレ
についての注意点をお話しします。
住宅設備の中でも特に人気で、現在では
トイレを選ぶ際に約半数の方がタンクレ
ストイレを採用されています。
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タンクがないことで、見た目のスマート
さや、トイレ空間を広くできること、節
水効果の高さや連続で流せることなどが
メリットとして挙げられます。
このようなメリットがたくさんあるタンク
レストイレですが、ひとつだけ大きなデメ
リットがあります。
一般的には価格が高いことや、手洗いが別
に必要となることなどもデメリットとして
挙げられますが、このデメリットに比べれ
ばささいなことです。
そのデメリットとは、
配管が詰まるという点です。
これは決定的な欠陥です。
そうなってしまう理由は、単純に水を流す
量が少ないからです。節水効果が逆にあだ
となってしまいます。
一般的にタンクレストイレは4L程度で水
を流します。一方、従来のタンクがあるト
イレは10L以上の水を流していました。
確かに節水といえば聞こえはいいですが、
詰まってしまってはそもそも問題外ですよ
ね。
![](https://kamidanikoumuten.com/wp-content/uploads/2022/06/image-10.png)
もちろんトイレメーカーも様々な方法で、
少量の水でも汚物が流れきるように試行錯
誤をして、トイレから汚水配管へしっかり
流れるようになってきています。
ただ、問題は他にあります。汚物がたまる
のは、トイレ付近ではなく、トイレから下
水または、浄化槽までのもっともっと下流
の配管で詰まります。
特に曲がっている配管などの箇所で詰まる
んですが、原因は先ほどの通り、タンクレ
ストイレの水量が少なすぎて、トイレから
流した汚物をたった4Lの水では、下水や
浄化槽まで到達させることができないから
です。
![](https://kamidanikoumuten.com/wp-content/uploads/2022/06/73cfd4e4d6b9ae42daa1794cf1501de5-1024x1024.jpg)
もちろん浴室や他の排水を利用したりす
る場合など、色々な条件はありますので、
必ず詰まるというわけではありませんが、
敷地が広くトイレから下水や浄化槽まで
の距離が長い場合は、かなりの確率で詰
まります。
一度詰まるだけで、何年もかけて積み上
げてきた節水効果を一気に無くしてしま
うほど、配管洗浄に費用がかかります。
タンクレストイレは確かにスタイリッシュ
さがあり、すっきりしますよね。しかし、
トイレに求める物は、スタイリッシュさ
でも、オシャレさよりも実用性を重視す
るべきだと思います。
節水トイレでも、何度も流さないと流れ
ないのなら節水にはなりませんよね。
批判ばかりも良くないですが、私はリフ
ォームのハウスメーカーにも長くおりま
した。
ので、タンクレストイレに交換したあと
の配管内での詰まりはしょっちゅう耳に
していました。
生活してからでないと分からない欠点で
すので、是非ともご注意いただきたいで
す。
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さい。