こんにちは!上谷です!!
今回も後悔しない家づくりをする為に
家づくりの後悔するかもしれない仕様
を紹介します。
【天井化粧梁】
天井化粧梁は、天井面より少し下がった
部分に、構造材の梁を見せたり、木目調
のクロスで仕上げたりすることで、天井面
に凹凸をつけて奥行きを演出することが
できるデザインです。
最近採用されることが多く、実際アクセント
になります。
しかし、注意点があります。一般的に
ホコリがたまることや、圧迫感を感じる
場合があることは想像しやすいと思います。
しかし、
一番ご注意いただきたいのは、照明計画に
ついてです。化粧梁が天井面より下に出て
きていることで、天井面に設置した照明
の光を遮ってしまいます。
また、照度は天井や壁面の反射によって、
大きく変化するため、実際に仕上がって
みないと、どこまで照度が落ちるかとい
うものは読みにくい部分があります。
対処方法としては、シーリングライトの
ような大きい照明で部屋全体を照らすの
ではなく、化粧梁の間にスポット照明
のような形でダウンライトを設置する方が
良いと思います。
ペンダント型の照明を設置するという
選択肢もありますが、多少暗くても良
い部屋であれば問題ありませんが、
そもそも化粧張りはリビングなどLD
Kで採用することが多い為、ペンダント
タイプでは照度が足りないと思います。
さらにダウンライトを採用する上での
注意点ですが、通常の設計よりも少し
多めに設置してほしいと思います。
理由は、先ほど申し上げた化粧張りの
影響で反射率が下がる可能性があるからです。
できれば、多いくらいで設置しておいて、
光量調整機能つきのダウンライトを選定
いただきたいと思います。少し価格は
上がりますが、安全です。
化粧張りの注意点がもう一つあります。
天井面と化粧張りのスキ間が空くことが
あります。
これは、木材が季節によって膨張や伸縮
をしてしまうことが原因です。どうしても
起こってしまうことなのですが、実際に
隙間を見ると大丈夫かなと心配になって
しまうと思います。
ですので、天井面と化粧梁との間に少し
大きめのシーリングを入れておいてもら
うか、底目天井の仕様にしておいてもら
いましょう。
シーリングはゴム性なので伸縮にある
程度追従しますし、底目天井にしておけ
ばスキ間は見えにくくなります。
是非、ご参考にしてください。
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