知らないと絶対後悔する!! 失敗住宅設備TOP10 10位~6位

こんにちは、住まいの専門家かみだにです。

さて、皆さんは家事が好きですか?いつも楽しみながら掃除や洗濯をしているという方は、実際はあまり多くないかもしれません。

特にここ最近では、共働き家庭が増えて、やりたくても家事にかける時間があまりとれないというのも現状です。

もし、そんな中で、家事負担が増えるような住宅仕様を選んでしまったとしたら、『うわっ、最悪や!待ち合わせしてる友達が、全く同じ服着て向かってきてる!』という時くらい幻滅してしまいますよね。

そこで今回は、家事嫌いの方が選ぶと危険な住宅仕様をランキング形式でご紹介します。

それぞれの仕様の特徴や、注意するべきポイント、そして事前にできる対策も詳しくご紹介しますから、是非最後までご覧ください。

それでは、家事嫌いの方が選ぶと危険な住宅仕様をご紹介します。今回は、前編として10位~6位までをご紹介します。

前編(10位~6位)後編(5位~1位)どちらの仕様についても『えっ!波平ってYOSHIKIよりも年下なん!?しかも3歳も!?』という驚きの真実ばかりですので、後編の配信も是非ご期待ください!

第10位 水栓選び


家事嫌いが選ぶと危険な住宅仕様、第10位は水栓選びです。

水栓は、毎日必ず何度も使用する住宅設備ですよね。ですから、どんな水栓を選ぶかは、日々の家事負担に影響してきます。

また、その中で特に重要な水栓選びのポイントは、汚れやすさや、掃除の面を考慮することです。実際に、水栓メーカーも、汚れや掃除の面を考慮して、様々なオプション仕様を用意しています。

ただ、実は、この掃除が楽になるはずのオプションも、選ぶ種類を間違えると全く役に立たないということになります。

それはどういうことなのか、詳しくご説明します。



まず、水栓に限らず、掃除を楽にする設備には、2つの種類があります。

1つ目は『汚れを落としやすくするもの』、そして2つ目は『汚れにくくするもの』です。どちらも似ていますが、得られるメリットに違いがあります。

例えば、1つ目の『汚れを落としやすくするもの』は、素材やコーティング、またはシンプルな形状などで、汚れが付着したとしても、掃除がしやすいというものです。



2つ目の『汚れにくくするもの』は、手を触れずに使用できるセンサー付きの自動水栓などで、そもそもの汚れが付着する頻度を減らしてしまうという設備です。


いずれのタイプも、掃除負担の軽減に役立ちます。



ただ、今回のテーマである家事嫌いの方には、2つ目の『汚れにくくするタイプ』をお勧めします。

その理由は、1つ目の『汚れを落としやすい』という特徴は、掃除の際の負担軽減にはなりますが、そもそも掃除を定期的にすることが前提だからです。

要は、簡単に掃除ができるというのは、日常的に掃除をする方にとって、よりメリットがあるということです。



そして、そんな家事を楽にしてくれる自動水栓の中でも、特にオススメなのが、ハンズフリータイプです。

センサー付き水栓には、2つのタイプがあります。

1つ目はタッチレスタイプ、そして、もう一つがハンズフリータイプです。

タッチレスタイプ

ハンズフリータイプ



タッチレスタイプは、水栓の上部についているセンサー部分に手をかざすことで、水を出したり止めたりすることができます。

しかし、操作する度に水栓に手をかざす必要がありますから、日々生活しているとそれを手間に感じてしまう可能性があります。

それに対してハンズフリータイプは、水栓の先端下部にセンサーが付いています。ですから、操作の必要がなく、手やお皿を水栓の下に差し出すだけで、使用することができます。



また、おススメの商品は、LIXILのナビッシュ水栓のハンズフリータイプです。



センサー感度が高いので、センサーの反応が遅くて、イライラすることもありません。ちなみに、LIXIL以外のメーカーにも設置可能です。

気になる方は、各地のLIXILショールームで実際に体感してみてください。「おまえ結局商品勧めてるだけやん!案件か!」というコメントをよくいただきますが、私は、今までもこれからも案件をすることはありません。安心してください。

第9位 カーテン


家事嫌いが選ぶと危険な住宅仕様、第9位はカーテンです。

窓周りの仕様は、現在カーテン以外の選択肢として、ロールスクリーンや、シェード、プリーツスクリーン、バーチカルブラインドといった様々な仕様がありますが、まだまだカーテンを選ぶという方が圧倒的に多いと思います。

ロールスクリーン

シェード

プリーツスクリーン

バーチカルブラインド



まず、カーテンを選ぶ主なメリットとしては、下記のようなメリットが挙げられます。

  • デザインや種類が豊富であること
  • 生地の厚みがあり断熱性や遮音性が高いこと
  • 取り外しがしやすく洗濯がしやすいこと
  • 操作が容易で、光の調整もしやすいこと


このように一見、メリットが多いカーテンですが、実は家事負担を増やす特徴もたくさん持っている仕様です。家事負担を増やす特徴には下記があります。

  1. 臭いや汚れが付着しやすい
  2. 洗濯に手間がかかる
  3. シワが入りやすくアイロンがけが大変
  4. 紫外線劣化によってホコリが発生する



特に、キッチンやダイニング周辺の窓に、カーテンを採用した場合は、汚れやすさのデメリットをもろに受けてしまいますよね。

カーテンを選んでしまったがために、焼肉の頻度が減ってしまうのは、お子さんにとってもデメリットです。

また、家のホコリは、大半が繊維ゴミですから、何度も洗濯して劣化したカーテンは、将来的にホコリ製造マシーンになってしまいます。特に、素材が綿の場合は、化学繊維に比べ、ホコリが発生しやすいので、特に採用には注意が必要です。



では、カーテンの代わりになる、おススメの仕様をご紹介します。

それは、バーチカルブラインドです。バーチカルブラインドは、生地のボリュームが少なく縦型のブラインドなので、汚れやホコリが堆積しにくい仕様です。

バーチカルブラインド



そして、仮に汚れてしまった場合でも、1枚ずつその場所だけを取り外して、掃除や交換をすることができます。

また、バトン式を採用すれば、開け閉めや角度調整も1本のハンドルの操作で容易ですから、光の調整もしやすいです。

バトン式



加えて安価な仕様ですので、リビングの掃出し窓のような高額になりやすい場所におススメです。

ただ、一点注意点があります。バーチカルブラインドはかなり軽量です。その為、少しの風でもヒラヒラとなびいてしまいます。

ですから、エアコンの送風の向きには、十分注意するようにしてください。



またそれ以外にも『カーテン無かったら、体に巻き付けてグルグルするやつでけへんやん!ウチの子供の楽しみやのに!』という方は、カーテン一択になると思います。是非、ご検討ください。

第8位 横桟


家事嫌いが選ぶと危険な住宅仕様、第8位は横桟(よこざん)です。

横桟は、建具や、手すりなどに使用されている水平方向の木材です。主にデザインの一部として利用されていて、格子柄を採用した場合にも必ず発生する部材です。



横桟が家事に与える影響は、ホコリがたまる箇所が増えるという点です。これは、皆さんもイメージしやすいと思います。

おそらく近い将来には、ドローンのように、ルンバにも羽根がついて、壁面や天井面の掃除も可能になってくるとは思います。

しかし、今のところお掃除ロボットの担当エリアは床面だけです。ですから、建具デザインや、手すりのデザインには、できるだけ横桟の少ないものを採用する方が、ホコリ掃除の手間を減らすことができます。



良く似た建具デザインの場合でも、できるだけスリット形状になっているものを選びましょう。

ただ、実は、建具周りで、どうしても横桟になることを避けられない部分があります。それは、建具の上枠です。



建具の上枠は、目線よりも高い部分にあり、普段目につきにくい場所ですから、『知らない間にホコリが溜まっている男ランキング』でも殿堂入りするほどの兵です。

特に、最近では上吊り戸を希望する方も多く、そういった場合は、枠が壁から大きく出てきてしまうので、ホコリがたまる面積を増やしてしまうことになります。



そういった場合は、気付いたら大量のホコリが積もっていた、ということにもなりかねません。では、そういった場合の対処方法をご紹介します。

それは、『ハイドアを採用する』ということです。ハイドアを採用して、天井の高さまで開口を広げることで、上枠を天井に埋め込むことができますから、枠の上にホコリがたまるということが、物理的になくなります。

ハイドア



また、おススメのハイドアメーカーはKAMIYAです。KAMIYAのフルハイトドアは、標準仕様で、高さ方向の寸法はオーダーになっていますから、扉の高さを確実に天井高さに合わせることができます。

KAMIYA



建具の上枠の、ホコリ掃除は絶対にしたくないという方におススメです。

そして、上枠と同じように、小さなカウンターを設けた際もホコリだまりとなりやすいです。小さなカウンターを設置する場合は、壁に埋め込んで設けるニッチ形状の方が、多少ホコリはたまりにくくなります。合わせて参考にしてください。

ニッチ形状



話は変わりますが、ルンバが空中を飛んでくれたら掃除は本当に楽になりますよね。そうなればペンダントライトとか、シーリングファンも掃除を心配せず、安心して採用できますからね。

皆さんの需要が、開発の実現につながると思いますので、ご希望の方は、是非声を上げてみてください。

第7位 ランドリールーム


家事嫌いが選ぶと危険な住宅仕様、第7位はランドリールームです。

ランドリールームは、いわずと知れた現在最も要望が多いといっても過言ではない、大人気の家事間取りの一つです。

『ランドリールームは家事負担を減らすための部屋やろ!どーゆーことやねん!』と思った方も多いと思いますが、実は、ランドリールームは便利な反面、逆に家事負担を増やしてしまう危険な要素も秘めています。

今日は、その部分を詳しくご説明します。まず、ランドリールームには、必要な要素が2つあります。

1つ目は、換気や通風、または除湿によって、洗濯物に含んだ水分を取り除くことです。

そして、2つ目は、湿気の滞留を防ぐために、サーキュレーターなどで空気を動かす必要があるということです。

このいずれかの要素が無いと、洗濯物が乾かなかったり、室内に水分が残ったり、カビが発生することになります。

もちろん、このあたりの要素は、ご理解の上で採用されると思いますから、除湿機やサーキュレーターや空気清浄機を設置されていることも多いと思います。

ただ、翻って考えてみると、除湿機や換気扇も、サーキュレーターや空気清浄機も、屋外に干す場合には、必要の無い設備です。

加えて、サーキュレーターを回している場合は、繊維ゴミも発生します。そうなると、室内の掃除や、それぞれの機器のフィルターの掃除、そして、除湿機の水を捨てるなど、ランドリースルームには割と手間がかかる作業があることも事実です。

ですから、ランドリールームさえ設けておけば、ラクラク物干しができるとは考えないように注意してください。洗濯物は、ほうっておいても勝手に乾くことは無いです。

要は、流行りでなんとなく採用すると、後から失敗に気づく可能性があるということです。

かといって、屋外の物干し場を設ける場合でも、日当たりや、干す場所への動線や、軒下空間を作るなど、クリアしておきたいハードルはいくつもあります。

物干し空間は、家事に大きく影響しますから、細かい部分の作業まで、イメージをしっかりしておいてください。そうじゃないと、生活してから案外めんどくさいなと感じてします。



ちなみに私の自宅では、ランドリースペースの外側が、屋外の物干し場になっています。晴れた日は屋外、雨の日はランドリースペースへ、という形で併用しています。



この形であれば、干す作業は室内で行えるのがメリットです。

今のところ、この頻度くらいで利用するのが、自分たちの生活スタイルには合っているかなと思います。

『いや、中でも外でもどっちもめんどくさいわ!』と感じた方は、ガス乾燥機の幹太くんを採用してください。今までの話を、丸ごと何も考える必要がなくなります。

そして、現在ランドリールームを検討されている方の参考になると思いますので、是非、実際にランドリールームを使用されている皆さんのご意見も、YouTube動画のコメント欄でお聞かせください。

できれば、どうやったらよく乾くのか、家事負担が楽になるのか、という部分を詳しく書いていただけると助かります。

第6位 スロップシンク

家事嫌いが選ぶと危険な住宅仕様、第6位はスロップシンクです。

スロップシンクは、掃除用に使用する深型のシンクです。

通常のシンクの深さは、12㎝程度ですが、スロップシンクの場合は、30㎝程度の深さのものもあります。

通常のシンクでは浅すぎて、水が溢れてしまうという場合や、汚れものをつけ洗いしておきたい、という場合に使用できます。

しかし実は、スロップシンクは設置したものの、全く使っていないとなりやすい設備でもあります。その最大の理由は、使う用途を決めていなかったというシンプルなものです。

これも流行りの弊害かもしれませんが、なんとなくインスタで見て便利そうだからと採用する方も多いようですが、以外に使う機会は限定されます。

まず、スロップシンクにはバケツに水をためやすいという特徴はありますが、現在は洗面やキッチンでもシャワーホースを採用することが一般的ですから、ホースを引っ張り出せば、簡単にバケツに水を貯めることができます。



それに、シンクにバケツを出し入れする度に、一度蛇口を避けてから、バケツを出し入しないといけないというのも小さなストレスになります。

そして、そもそも家事嫌いの皆さんは、日常的にスロップシンクを使うような作業をできればしたくない、と思っている方が多いと思います。

これは、結構新築あるあるで、今まで賃貸だったからこまめな掃除はしてこなかったけど、新築を建てたらキレイをキープできるよう掃除をすると宣言している方は、残念ながら新築を建てても、やっぱりしないことが多いです。



『そう言われてもスロップシンクは採用したい!もう決めた!』という方もいるとは思いますので、スロップシンクを採用する上で注意点していただきたい点が2つあります。

1つ目は、『混合水栓を採用する』ということです。

混合水栓



水のみの水栓を採用している場合は、冬場の利用がしにくいですから、必ず混合水栓を採用するようにしてください。



2つ目は、『掃除用には、水返しがあるタイプがオススメ』ということです。



水返しというのは、シンクの中腹にある、段差の部分です。

実は、水返しが付いているタイプと、ついていない無いタイプがあります。オシャレでスマートなシンクの場合には、ほぼついていません。

そして、水返しがあるタイプの場合は、勢いよく水を流すような場合にメリットがあります。

話すよりも、実際の映像を見ていただいた方が分かりやすいと思いますので、私のガレージついているシンクの映像をご覧ください。(Youtube動画の18:20くらいから再生してください)

このように水返しがあることで、水を勢いよく流しても、シンクから水が溢れることはありません。

水槽の水換えを行う場合など、バケツで何度も汚れた水を流す際には、この水返しは特に重宝します。是非、参考にしてください。




今回は、家事嫌いが選ぶと危険な住宅仕様の前編(10位~6位)をご紹介しました。

第10位 水栓選び 掃除しやすいではなく、汚れにくいを選ぶ
第9位 カーテン ホコリの発生や、洗濯の手間に注意
第8位 横桟 ハイドアを採用すると枠の上もホコリがたまらない
第7位 ランドリールーム 物干しはラクでも乾かすのは大変
第6位 スロップシンク とりあえず付けておこうは、使わなくなる危険性大

このような専門的な動画を見ていただいてる時点で、既に皆さんは後悔の無い家づくりに近づいていると思います。一緒に最高の家づくり目指して頑張っていきましょう!


▼こちらの記事はこの動画で詳しく解説していますので、是非ご覧ください!
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上谷 幸祐

上谷 幸祐

一級建築士。株式会社かみだに工務店一級建築士事務所代表。 徳島出身。1984年4月生まれ。4児の父。 建築一筋18年、住宅診断300棟、設計施工100棟 ゼネコンでの現場監督経験や、大手ハウスメーカーでの営業・設計など幅広い建築経験を経て独立。 現在は、徳島県で主に間取りリフォームやリノベーションを扱う工務店を経営。 登録者6000人超の住宅関連情報を発信しているYouTubeチャンネルを運営。

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