知らなきゃ絶対後悔する!欠陥住宅の特徴7選 後編


今回は、『知らなきゃ絶対後悔する!欠陥住宅の特徴7選 後編』をご紹介します!

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6.音の問題

欠陥住宅の特徴6つ目は、音の問題です。

音の問題は、一見欠陥とは関係がなさそうですが、実は音に関する色々な欠陥があります。

まず、一番多いものが床鳴りです。床鳴りは床の下地の固定不良から起こります。



床材や、床の下地に、沈んだり、動いたりするような隙間があることで、人があるいたときに床材が沈み込んで、他の部材と擦りあってしまい、キイキイというような音が発生します。

完成時には気づかなくても、よく歩くような場所は、生活していると徐々に音鳴りが発生してくるという場合もありますので、気付いた段階で早めに施工会社へ連絡しましょう。

ちなみに床鳴りは、施工の癖みたいなものなので、床鳴りを起こす大工は、複数個所起こりますし、無い大工は全くありません。

ですから、1箇所見つけた場合は、完成時の施主検査で、家中壁の近くまで歩きまくって、見つけるようにしてください。



続いて、音の問題はウォーターハンマーです。ウォーターハンマーは、水道の水を急に止めた場合に発生する、配管内の水通しがぶつかった際に音が生じる現象です。

ウォーターハンマーは音だけではなく、衝撃による振動も発生させますので、繰り返し起こることで配管への影響もありますから、発生した場合は、早めに施工店に改善の要望をしてください。



ウォーターハンマーは配管の太さを変更したり、減圧することで対処をすることができます。

7.欠陥ぽいけど大したことないもの


7つ目は、欠陥ぽいけど大したことないものをご紹介します。

一つ目は、クロスの隙間です。

たまに、「部屋の壁紙の角に隙間ができたんやけど、これって家が傾いたんやろか?大丈夫やろか?」と心配されることがありますが、大丈夫です。クロスの隙間は、収縮により多少発生します。



2つ目は、夜中の木が割れる音です。



これだけ聞くと怖いと思われた方もいるかもしれませんが、実は新築住宅が完成してから一定の期間は、夜中寝ていると、どこからともなく、結構大きなパキっという音がしてきます。これの原因は、家鳴りと言われる、木材の収縮音です。

しっかりと乾燥している材料の場合は、発生しにくいですが、乾燥が十分でない木材を使用している場合は、家鳴りが起こりやすいです。ただ、だからといって構造や強度に問題がある訳ではありませんのでご安心ください。



3つ目は化粧張りの液体です。



化粧張りに松を使用する場合は、松ヤニが発生する場合があります。構造に問題はありませんので、過度に心配はする必要はありませんが、マツヤニが落ちると汚れるので、したたるほど出てきてしまう場合は、化粧梁ではなくクロスなどで囲う方が良いと思います。



4つ目はモルタルのヒビ割れです。



モルタルは、収縮するとヒビ割れが入ります。これも構造の強度には関連がありません。ただ、ヒビが入ると見栄えが悪いので、あとからフロアタイルが張れるような高さ設定にしておくと割れた際にも対処ができるので安心です。



今回は入居後に後悔する間取りや仕様を7つご紹介しました。

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上谷 幸祐

上谷 幸祐

一級建築士。株式会社かみだに工務店一級建築士事務所代表。 徳島出身。1984年4月生まれ。4児の父。 建築一筋18年、住宅診断300棟、設計施工100棟 ゼネコンでの現場監督経験や、大手ハウスメーカーでの営業・設計など幅広い建築経験を経て独立。 現在は、徳島県で主に間取りリフォームやリノベーションを扱う工務店を経営。 登録者6000人超の住宅関連情報を発信しているYouTubeチャンネルを運営。

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