知らないと絶対後悔する!!最高の住宅オプション7選 中編


こんにちは。住まいの専門家かみだにです。
今回は『知らないと絶対後悔する!! 最高の住宅オプション7選』の中編になります。(前編がまだの方はこちらからどうぞ!)

中編でご紹介する住宅オプションは全て宅配ボックスになります。

宅配ボックスは、自宅を不在にしている場合でも、届いた荷物を受け取ることができる住宅オプションです。

「今さら宅配ボックス!?そんなんおススメせんでも誰でも知ってるわ!」と思った方もいるかもしれませんが、では、宅配ボックスにはいくつもの種類があることをご存じでしょうか?

もし、ご存知ないという方は、設置したあとに使いにくさを感じてしまうかもしれません。詳しくご紹介しますので、今回しっかりとチェックしてください。

それでは、宅配ボックスの種類や、それぞれの特徴をご紹介します。

宅配ボックスには大きく分けて4つの種類があります。

 宅配ボックス 【据え置きタイプ】



宅配ボックス1種類目は、【据え置きタイプ】です。

据え置きタイプは、ポーチやアプローチ周辺の床面に設置する宅配ボックスです。

据え置きタイプのメリットは、床面に固定するので下地などを気にせず、設置場所が自由に決められること、そして、荷重を気にせず大型のタイプが設置できる、ということがあげられます。

逆にデメリットは、床面に設置するので、玄関ポーチの限られた面積の中で、比較的スペースをとってしまうことや、背面や、側面に隙間ができるので、ホコリなどの掃除がしにくいこと、そして、腰をかがめて出し入れをする必要があること、などがあげられます。

腰をかがめての出し入れも、使用する頻度が高いと、結構なストレスに感じそうですよね。

据え置きタイプは、ポーチのスペースに余裕がある場合や、大型の荷物を入れたいという場合に採用するのをおススメします。

 宅配ボックス 【壁掛けタイプ】



宅配ボックス2種類目は、【壁掛けタイプ】です。壁掛けタイプは、外壁に設置するタイプの宅配ボックスです。

据え置きタイプとは違い床面をスッキリとさせることができます。

そして、高さ設定は自由ですから、ご自身の出し入れがしやすい高さに設置することができます。ただし、壁面で荷重を支えるため、大きさは他の種類に比べてコンパクトになります。

15キロくらいまでの宅配で良ければ、おススメできる仕様です。

 宅配ボックス 【壁貫通タイプ】


宅配ボックス3種類目は、【壁貫通タイプ】です。

先ほどの壁掛けタイプと形状はよく似ていますが、出し入れの仕方が違います。壁掛けタイプは、外から出し入れしますが、壁貫通タイプは、室内側からも荷物を取り出すことができます。


また、壁を貫通することで、しっかりと固定することができますから、壁掛けタイプよりも重いものを入れることができます。

逆にデメリットとしては、壁を貫通するので断熱や気密に対しての対策が必要なことや、構造にもかかわるため、設置場所がかなり限定される、ということがあげられます。

ですから、壁貫通タイプの場合は、設計段階でどれくらいの大きさでどこに設置するのか、という検討が必ず必要になります。

また、宅配ボックスはほとんどの場合、不在時に使用することが多いですから、室内側から受け取れるという特徴に対して、便利さを感じられる状況は案外少ないかもしれません。

 宅配ボックス 【ポールタイプ】


宅配ボックス4種類目は、【ポールタイプ】です。ポールタイプは、ポールと宅配ボックスが、一体になったタイプです。

玄関廻りに、宅配ボックスを設置するスペースが、取れない場合でも設置することができます。また、道路から玄関までのアプローチが長い場合や、敷地内に侵入してほしくないという場合にも有効です。

ポールタイプのメリットは、設置場所を選ばず、敷地内のどこにでも設置できることです。

また、表札やインターホンも、一体になったタイプもありますから、まとめて集約することで、玄関廻りの外壁をスッキリとさせることができます。



耐荷重も据え置きタイプと同等程度とかなりの容量がありますし、設置高さも出し入れがしやすい高さになっています。

全体的に万能なポールタイプですが、支柱をコンクリートに埋め込むなど、施工費も含め費用が最も高くなります。

それぞれのタイプの設置費用(材料・工事共)のイメージとしては、安価なものから、壁掛けタイプ(5万~10万程度)、据え置きタイプ(10万程度)、壁貫通タイプ(15万程度)、ポールタイプ(20万程度)の順です。


壁掛けタイプは最も安価に設置できますが、耐荷重は小さくなりますから、宅配の容量に合わせて採用を検討してください。

なお、宅配ボックスには開閉の仕方にも種類がありますが、暗証番号を設定するタイプが手間もなく、便利でおススメです。


その場合は、電池式と、電気式があって電池式の場合は、年に1回程度電池交換の必要があるので、電気式の方が手間も無く便利ですが、価格は上がってしまうので、予算に応じて選定してください。

宅配ボックスを多く扱っている建材メーカーの、ナスタのリンクを概要欄に貼っておきますので、興味のある方はご覧ください。



次回は、『知らないと絶対後悔する!! 最高の住宅オプション7選 後編』になります!

ブログ内で紹介したリンクはこちら(宅配ボックス)
Nasta  https://www.nasta.co.jp/product/deliv…

▼こちらの記事はこの動画で詳しく解説していますので、是非ご覧ください!
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上谷 幸祐

上谷 幸祐

一級建築士。株式会社かみだに工務店一級建築士事務所代表。 徳島出身。1984年4月生まれ。4児の父。 建築一筋18年、住宅診断300棟、設計施工100棟 ゼネコンでの現場監督経験や、大手ハウスメーカーでの営業・設計など幅広い建築経験を経て独立。 現在は、徳島県で主に間取りリフォームやリノベーションを扱う工務店を経営。 登録者6000人超の住宅関連情報を発信しているYouTubeチャンネルを運営。

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