知らなきゃ損する!プロが選ぶ住宅価格を下げる方法7選 前編


あなたはこの方法を知らずに損をしていませんか?

こんにちは、住まいの専門家かみだにです。
皆さん、家が高すぎると思いませんか?

ここまで家が高くなると、できるだけ安く建てられる方法は無いかと考えますよね。ただ、その方法を知らなければ、安く買えるチャンスを逃して、高いままで契約をしてしまうかもしれません。

そこで今回は、高すぎる建築費を大幅に下げる方法をご紹介します。

今回のお話しは、10万、20万というような額ではなく、建築費を100万単位で下げられるお話ですから、是非ご期待のうえ最後まご覧ください!

今回ご紹介する『建築費を大幅に下げる方法』は、こちらの7つです。

  1. 住宅会社に建てたいと思わせる
  2. 値引き交渉を有利する方法
  3. 利益率が低い会社を選ぶ
  4. 施主支給をフル活用
  5. 閑散期を狙う
  6. 提携ローンは使わない
  7. 建売・規格住宅を選ぶ


以上の7つについて、それぞれの具体的な方法を詳しく解説します。

また、実際にどれくらいの値下げが期待できるのか、価格期待度ランクも合わせてご紹介しますから、『うだうだ説明は要らんから、手っ取り早く安したいねん!焼き立てのメロンパン売り切れるやろ!』という方も、手早く参考にしていただけます。

それでは、一つずつご紹介します。

1.住宅会社に建てたいと思わせる


建築費を大幅に下げる方法1つ目は、『住宅会社に建てたいと思わせる』という方法です。この方法の価格期待度は、5つ星です【100万~500万の値引き】

非常に効果が高い方法ですから、是非しっかりと参考にしてください。

ではまず、住宅会社に建てたいと思わせるというのは、どういうことなのか詳しくご説明します。これは、通常の建築費よりも、大幅に価格を引き下げてでも『その家を建てさせてもらいたい』と思わせる方法です。

『いや、そらできたらエエけど、ホンマにできんの?怪しい薬使うやつはあかんで!』と思った方も多いと思いますから、合法で具体的な方法をご紹介します。 


具体策1つ目は、『デザインにこだわる』です。

一見、デザインにこだわると、逆に住宅会社は嫌がりそうですが、実はそんなことはありません。その理由をご説明します。

現在、住宅業界の情報発信は、SNSがメインになっています。例えば、このYouTubeでの動画配信や、インスタやTikTok配信などです。

そして、購入者側の皆さんも、従来のようにモデルハウスのイベントや、完成見学会に行って直接話を聞くよりも、まず、SNSで複数の住宅会社のリサーチをする、という方の方が、圧倒的に多いと思います。

そうなると、住宅会社が他社との差別化を図るためには、SNSでパッと目を引くような、デザイン性の高い住宅を建築することが必要になります。



要は、住宅会社の情報発信の手助けをすることで、住宅会社に『その家を建てたい』と思わせるということです。この方法による、価格交渉の効果は絶大です。

よくある交渉方法で、見学会の開催や、SNS発信に協力するという方法があります。

しかし実は、デザイン性が伴っていないお家の場合は、住宅会社側からすると、全くメリットはありません。それどころか、デザイン性が低いお家の発信は、逆効果になってしまう可能性もあります。

ですから、前提としてデザイン面にしっかりと、こだわる必要があるんです。そして、その際のポイントは、住宅会社からのデザイン提案を、しっかり取り入れることです。

住宅会社が一番発信したいものは、その住宅会社のこだわりポイントですから、その部分をしっかり汲んであげることで、明確に住宅会社のメリットになります。



続いて、住宅会社に建てたいと思わせる具体策2つ目は、『立地条件にこだわる』です。

どういう立地条件かというと、それは、人の目に留まりやすい場所です。人の目に留まりやすい場所で家を建てる場合、建築中も長期に渡る広告塔になりますから、住宅会社にとっても大きなメリットになります。ましてや、デザイン性が高いお家ならなおさらです。



『いや、そんなエエ場所で選んだら、土地代が増えて逆効果やん!1週間ダイエットか!』と思った方もいるかもしれませんが、何も土地代が高い都市部にこだわる必要はありません。目立つ場所であれば郊外でも十分効果は見込めます。

ご自身の土地が条件に当てはまると感じたら、是非広告塔として交渉してみてください。そして、1週間ダイエットという例えは、私もしっくり来ている訳ではありません。

2.値引き交渉を有利に進める


建築費を大幅に下げる方法2つ目は、『値引き交渉を有利に進める』という方法です。

この方法の価格期待度は、4つ星です【100万~300万の値引き】

値引き交渉は、当たり前な方法に思うかもしれませんが、実はしっかりとした手順を踏むことで、値引きの金額は大きく変わります。ではさっそく、その手順をご紹介します。

値引き手順の1つ目は、『住宅会社の社長と直接交渉する』ということです。会社の中で一番の決裁権を持っているのは、当然ながら社長です。

そして、社長の決裁権限に、上限はありません。ですから、一般的な何%の値引きというレベルではなく、極端な話、利益を0にすることや、赤字で契約することも可能です。

営業よりも所長クラスと交渉すると、値引き額が大きい、というような話とは比較になりません。ですから、打ち合わせの段階で、積極的に社長と交渉できる場面を作る努力をしてください。そして、その上で、その住宅会社で建てたい熱意を伝えることが大事です。

熱意が響けば、大幅値下げの可能性は十分にあります。



値引き手順2つ目は、『相見積もりを取る』ということです。

基本的に価格交渉において、相見積もりは必須です。その理由は、適正価格を知ることができるからです。適正価格を知らなければ、値下げに根拠が無く、交渉を有利に進めることができません。

そして、相見積もりは、3社以上取ることをオススメします。その理由は、2社だけの比較では、安い方の見積もりでも信用できるのか、高い方が正規価格なのかが、判別しにくいからです。

ですが相積もりが3社になれば、必ず中間の価格が出きますから、一気に適正価格の理解が容易になります。


続いて、値引き手順の3つ目は、粘るです。

『いや、うそーん!ここにきて急にめっちゃドロ臭いやん!』と思うかもしれませんが、これも非常に有効です。

交渉の期間が長引くほど、人権費など経費は多くかかりますから、住宅会社にとってはデメリットになります。ですから、あっさり契約するよりも、しっかり粘る方が、有利な契約条件が出てくる可能性は高いです。

もし、建築時期に縛りがないのであれば、納得できる条件が出てくるまで、焦らずじっくり待つ方が得策です。基本的に、年々住宅着工棟数は減っていますから、交渉強者は確実に売り主より、建主である皆さんです。



つまり、値引き交渉はしやすい環境ですから、目の前のキャンペーンや、営業レベルの値引きには惑わされないように注意してください。

ただ、粘りすぎると嫌われますから、納得できるレベルの値引きやサービスを獲得できたら、契約してあげてください。

以上の3つ手順をしっかり抑えておけば、100万単位の値引き交渉をすることは容易です。

もし、駆け引きが苦手という方の場合は、『あとこれだけ値下げしてくれれば契約する』というように分かりやすく打診するのをオススメします。




次回は『知らなきゃ損する!プロが選ぶ住宅価格を下げる方法7選 中編』です。

▼こちらの記事はこの動画で詳しく解説していますので、是非ご覧ください!
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上谷 幸祐

上谷 幸祐

一級建築士。株式会社かみだに工務店一級建築士事務所代表。 徳島出身。1984年4月生まれ。4児の父。 建築一筋18年、住宅診断300棟、設計施工100棟 ゼネコンでの現場監督経験や、大手ハウスメーカーでの営業・設計など幅広い建築経験を経て独立。 現在は、徳島県で主に間取りリフォームやリノベーションを扱う工務店を経営。 登録者6000人超の住宅関連情報を発信しているYouTubeチャンネルを運営。

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