こんにちは住まいの専門家かみだにです。
皆さん間取りの中で玄関こだわってますか?
案外間取りの中で優先順位が低くなっていませんか?
玄関は他の空間と違い外部とつながるという特徴を持っていますから、後回しに考えてしまうと、外部空間とのつながりや、家全体の動線にまで影響してしまいます。
今回のブログでは、そのあたりの注意ポイントを具体的な対策をまじえながら、失敗しやすい特徴として7つご紹介します。
玄関は家の顔ですから、この特徴をしっかり取り入れることで、誰に見せても恥ずかしくない玄関づくりの参考にしていただけると思います。
それではプロは絶対に避ける!玄関の注意点7選をご紹介します。
1. 玄関の広さの目安は1割
玄関の注意点1つ目は、玄関の広さの目安は1割です。
これだけでは、何のことだかさっぱりだと思いますので、詳しくご説明します。
1割というのは、1階の床面積に対しての1割です。
例えば、30坪の総二階のお家があったとします。総二階なので、1階の面積はその半分の15坪ですよね。
そして、1坪は2畳ですから15坪は30畳ということになります。
ですので、玄関が1割というのは、つまり、この1階の床面積の30畳の1割の3畳を目安にするということになります。
ちなみにこのスペースはシューズクロークや玄関収納を含まない、玄関土間と玄関ホールを含めた純然たる玄関としてのスペースです。
なぜ、玄関の広さを考える上で、1階の床面積をベースにするかというと、玄関はイメージに対してのバランスが必要な場所だからです。
ちょっと何いってるか分からないって感じですよね。詳しくご説明します。
玄関は外部から初めて進入する室内の空間なので、入る前に外観からある程度の広さをイメージしますよね。
ですので、家の大きさに対してのバランスとることが大事になってくる訳です。
例えば、家は大きく感じたのに、玄関は狭いな。とか、家は小さいのに玄関はえらい広いな、とか。
つまり、玄関の広さは単純な面積だけではなく、外観とのバランスで相対的に、広い、狭いを判断してしまうということです。
ですから、逆に広すぎても、この家の大きさでえらい玄関は頑張ってるなーと思われる可能性もある訳です。
そういったアンバランスを避けるうえで、この1割というのが絶妙になってきます。
あくまでも1階の床面積に対してです。1割を切るとかなり狭く感じますし、2割を超えると、広すぎて他のスペースにしわ寄せがいきますので、1割から15パーセントくらいを目安に計画するのが良いと思います。
2. 掃除のしやすさ
玄関の注意点2つ目は、キレイな玄関の決め手をご紹介します。
キレイな玄関の決め手は、掃除のしやすさが非常に重要です。
そして、掃除をしやすくするには、2つの方法があります。
一つ目は汚れにくい素材を選定することで、掃除の頻度を減らしてしまうことです。
できるだけ平滑な素材を選定することや、表面にコーティングのかかった材料を使用することで、そもそも汚れにくくすることができます。
例えば、鏡面のタイルや、カラーコンクリートや、外部用の長尺シートなどがあげられます。
鏡面タイル
汚れにくいですから、掃除をする際もこすったりすることなく、簡易な清掃で完結させることができます。
一般的な床タイルの場合は、汚れやホコリが粗面に嚙みこんでしまって、かなり擦らないと汚れをしっかり落とし切るのは困難ですからね。
ただ、こういった汚れにくい素材を使用しても、掃除のしやすい環境が万全とは言えません。
そこで、2つ目の方法が、勾配をしっかりと取ることです。
玄関はどれだけ対策しても、外部からの汚れを持ち込むことを0にすることはできませんから、汚れた場合の対策をしっかりとしておかなければなりません。
そのために大切なのが、内側から外側に向けてしっかりと勾配を取っておくことです。
勾配がとれていれば、水を流して洗うこともしやすくなりますし、普段の掃き掃除でもゴミやホコリなどを箒で掃き出しやすくなりますから、綺麗に保つための必須条件になります。
最近では、あまり水で洗い流すことが少ないので、勾配がしっかりとれていないことも多いですが、先に申し上げた通り、勾配を取ることは、水洗いだけではなく、掃き掃除にも有効ですから、是非1/50程度しっかりと勾配をとっていただけたらと思います。
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