ケチって後悔する住宅仕様7選 1 & 2

こんにちは住まいの専門家かみだにです。

—— 1 LDKの床材 ——

ケチって後悔する住宅仕様7選 1 は、LDKの床材 です。

まず、前提として、内装の場合、天井よりも壁、壁よりも床の方が仕様をケチると後悔を感じやすくなります。

その理由をご説明します。

まず、天井材の仕様の差は、意外にもあまり気になりません。

天井の面積は大きいのですが、生活していると、目線は上よりも正面から下に向けることが多いことが理由です。

実際ご自宅を思い返していただくと、壁のクロスの柄は大体イメージできても、天井がどんな柄だったかなんて想像できますか?

はたしてクロスだったかどうかも分からない、という方もいるくらいです。

そして今度は、床材をケチると最も後悔する理由は、壁や天井と違い、直接触れるからです。

床は色やデザインだけではなく、感触による硬い、柔らかい、滑る、冷たい、べたつくというような後悔要素も加わってきます。

逆に言えば、こだわればそれだけ満足度を上げやすい場所といえます。

実際、天井に無垢材を採用しても、ハシゴをわざわざ持っていて、あー木の温もりがー、とはしないですよね。

そして、その床材へのこだわりを最も、体感できる空間がLDKです。

睡眠時間を除けば、ほとんどの時間を過ごすLDKです。

しかし、家全体に占める床面積の割合でいえば、3割ほどですから、3割の床材にこだわることで、過半の時間の快適性を高めることにつながれば、コスパいいなとおもいませんか?

ただ、来客が多いという方は、玄関ホールまで範囲を広げても良いと思います。

それ以外の部屋は、余裕があればこだわるに越したことはないですが、使用頻度から考えれば後悔にはつながりにくいと思います。

もし後悔しそうになったら、こう考えてください。

2階の床が悪いんじゃない、LDKの床が良いんだ。なんかヨーロッパの名言ぽいですよね。

ちなみに、床材にこだわるということが、必ずしも無垢材を選ぶということではありません。

床材は、その人の価値観や生活スタイルによって、選定ポイントは全く異なっています。

無垢材の木目のムラが耐えられない方もいますし、突板が硬すぎて苦手な方もいますので、そこはそれぞれの価値観でこだわっていただければ良いと思います。

また、ご要望があれば累計100種類以上床材を提案している私がおすすめの床材の解説動画もアップしたいと思います。


—— 2 TV裏アクセントパネル ——

ケチって後悔する住宅仕様7選 2 は、TV裏アクセントパネル です。

皆さん想像してみてください。

家の中で、半ば強制的に一番注目されるように設計されている部分があります。

それはどこでしょうか。そう、LDKのTVですよね。

ほとんどのお家でこの部分の壁に向くように、リビングやキッチンやダイニングを設計していると思います。

当然ながら、ここをおざなりにしてしまうと、一日に何度も目にするので、せっかくならこだわれば良かったな、と思い返す回数も多くなってしまうわけです。

家族だけではなく、来客の応対もする場所になりますから、逆にいえば、こだわれば満足度アップにつながりやすい場所です。

具体的におススメのアクセントパネルでいうと、一番は消臭効果や調湿効果もある人気のエコカラット+ですね。

ただ、タイルの割付や施工費の問題で断念する場合は、DAIKENのグラビオエッジがおすすめです。

種類はまだ少ないですが、アクセントとしての凹凸感も十分ですし、大工さんで施工できる為、安価に仕上げることができます。

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こちらの記事の内容は、この動画で詳しく解説していますので、是非ご覧ください!
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上谷 幸祐

上谷 幸祐

一級建築士。株式会社かみだに工務店一級建築士事務所代表。 徳島出身。1984年4月生まれ。4児の父。 建築一筋18年、住宅診断300棟、設計施工100棟 ゼネコンでの現場監督経験や、大手ハウスメーカーでの営業・設計など幅広い建築経験を経て独立。 現在は、徳島県で主に間取りリフォームやリノベーションを扱う工務店を経営。 登録者6000人超の住宅関連情報を発信しているYouTubeチャンネルを運営。

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