こんにちは。住まいの専門家かみだにです。
今回は、「狭い部屋を広く見せるコツ32選」の中編になります。(前編がまだの方はこちらからどうぞ!)
まず、天井に関する狭い部屋を広く見せるコツを3つご紹介します。
天井に関するコツ
14.天井高を高くする
人は寝ている時や、座っている時よりも、立っている時に圧迫感を感じやすいです。そのため、天井高を高くすることは、空間を広く感じることに有効です。
特にLDKは、他の部屋よりも面積が広いので、天井は高くしておかないと、相対的に狭く感じてしまいます。
15.折り上げ天井を採用
先ほどの天井高が、構造上の理由などであまり高く取れない場合は、リビングの上部のみを高くするなど、部分的に折り上げ天井を採用するという手もあります。
その際に、構造材の梁が出てくる場合がありますが、その梁を濃い木目などで仕上げると、逆に圧迫感がでてくるので逆効果です。目立ちにくい、ナチュラルな色で仕上げるなどの、配慮が必要です。
16.天窓を採用
天井に天窓を設置することで、明るさによって解放感が増します。また、ガラスは透明を採用すると、空が見えるので抜け感を感じます。
続いては、仕上げに関する狭い部屋を広く見せるコツを、4つご紹介します。
仕上げに関するコツ
17.窓枠は目立たない色を選ぶ
窓サッシの廻りに使用する窓枠は、極力目立たない色を使用することで、外とのつながりが自然になり、広がりを感じやすくなります。部屋のクロスの色や、サッシの色に合わせることで、目立ちにくくなります。
18.廻り縁は入れない
廻り縁は、天井と壁の隅に入れる仕上げ材です。廻り縁を入れると、天井の隅に凹凸ができてしまうので、スッキリ感がなくなります。
ですので、そもそも廻り縁は入れなくても良いと思います。また、スキ間が気になっていれる場合も、目立ちにくい色を選定してください。
19.カーテンは天井から設置
天井までの高さのカーテンを設置すると、窓の高さが天井までなかったとしても、錯覚によって窓が天井まであるように見えるため、広がりを感じることができます。
天井部分にカーテンボックスを埋め込むと、スッキリしてより、天井の高さを感じやすくなります。
20.壁紙は薄いものを選ぶ
壁紙は、柄や凹凸が少ないものを選ぶと、光を反射して明るく開放的な印象になります。
塗装調などのクロスがおすすめですが、あまり薄すぎると、逆に下地の凹凸が目立ってきて、仕上がりに影響するため、壁紙の決定前に、施工店に確認をしておくことをおすすめします。
続いては、照明に関する狭い部屋を広く見せるコツを4つご紹介します。
照明に関するコツ
21.ダウンライトを採用
ダウンライトを使用すると、凹凸が少ないため、天井をスッキリ見せることができます。
ダウンライトの色に黒を選んで、アクセントにすることもありますが、天井の色に合わせる方がよりスッキリします。
22.部屋の隅を照らす
部屋の隅は暗くなりやすいですが、明るくしてあげると目線が集まるようになり、より奥行きを感じやすくなります。ダウンライトをスポット的に使用すると効果的です。
23.ペンダントライトは避ける
天井からぶら下がってくるペンダントライトは、目線を遮る要素になってしまいます。採用するにしても、抜け感のあるガラスタイプなどがおススメです。
24.昼白色を採用
照明の色は、明るい方が広がりを感じることができます。同じ消費電力でも、電球色より昼白色の方が、1割ほど明るいです。
ちなみに、同じ消費電力のダウンライトを選んで、同じ昼白色のタイプを選んだとしても、ダウンライト本体の色が、白か黒かだけでも、反射率が変わるため5%ほど明るさは変わります。カタログに記載されていますので、興味のある方は注意してご覧ください。
今回は『狭い部屋を広く見せるコツ32選』の中編をご紹介いたしました。
次回は『狭い部屋を広く見せるコツ32選』の後編になります。
◆このテーマに関連する投稿
狭い部屋を広く見せるコツ32選 前編
狭い部屋を広く見せるコツ32選 後編
こちらの記事はこの動画で詳しく解説していますので、是非ご覧下さい!
チャンネル登録お願いします!