6.窯業系サイディン
こんにちは、住まいの専門家かみだにです。
今回は『知らないと絶対後悔する‼外壁格付けランクTOP7 後編』をおとどけします。
前編から見たい方は、こちらをクリック!
中編を見たい方は、こちら!
6.窯業系サイディング
おすすめの外壁材6つ目は、窯業系サイディングです。窯業系サイディングは、現在、住宅の中で7割の方が採用する、いわずと知れたキングオブ外壁です。
窯業系サイディングは、セメントと繊維質を一体成型した外壁材で、防火性が高いことやデザインが豊富という特徴があります。
また、一般に広く普及していることから、比較的安価に採用することができます。
窯業系サイディングの、おススメランクは、2つ星です。今回の中では、あまりオススメできない部類に入ります。
では、なぜ広く普及しているはずの窯業系サイディングを、あまりオススメできないのかその理由を詳しく解説します。
窯業系サイディングをおススメできない、最も大きな要因は、強度上の問題です。どういうことかというと、窯業系サイディングは、反りや膨れを起こしやすい材料です。
新築後、間もない場合でも、外壁の波打ちが発生しているお家は、私の近所だけでもかなり多く見かけます。
もしかしたら、皆さんの中にも、現在、外壁に、このような症状が、出ている方も、いるかもしれません。
もし、その方がいたら、すぐに工務店に相談することをおススメします。なぜなら、この外壁の変形は、ほうっておくと、徐々に進行するからです。最終的に、反りや膨らみが大きくなり、外壁は外れてしまいます。
ちなみに、この外壁の症状に対しての対処方法は、張替え以外ありません。
例えば、外壁の上から部分的に釘やビスを留めたところで、反りは進行しますし、ビス止めした部分は、逆に割れてしまいます。
もちろん、全ての窯業系サイディングが、こうなると言っている訳ではありませんが、少なくとも現在も解決されていない問題でもあります。
『いや、せやけどこれだけ普及してるんやから!そんな強度弱いわけないやろ!』と感じた方も多いと思います。
実は、窯業系サイディングがシェアを伸ばした当時は、アスベストが含まれている材料も多く、現在よりも遥かに強度は高かったんです。
2000年頃には既に、現在と同じ70%のシェアを超えていましたが、アスベストが全面禁止になったのは、2006年からですから、2004年頃までは配合されていました。
そこから、外壁のシェア自体は変わっていませんが、明らかに強度が落ちたのは間違いないです。何より、表面塗装を怠ると、外壁基材が一気に劣化してしまいますから、
一生塗装のメンテ地獄になるのは明白です。
ちなみに、アスベストが含まれていた当時の窯業系サイディングは、30年以上ノーメンテナンスでも、基材の劣化はほとんどありません。
つまり、結局何が言いたいのかというと、広く普及しているからといって、強度が安心できる訳ではないということです。
冒頭でご紹介したような、外壁の反りや膨らみについては、インターネットでも、実例は大量に出てきますから、採用を検討している方は、そのメーカーの商品は、本当に問題が発生していないかなど、事前にしっかりと調べてみてください。
7. 樹脂サイディング
おすすめの外壁材7つ目は、樹脂サイディングです。樹脂サイディングは、塩化ビニル樹脂製の外壁材です。
北米で一般的に採用されている外壁材で、耐久性の高さや、コーキングを使用しないことで、メンテナンスの必要がほとんど無い部材として知られています。
樹脂サイディングのオススメランクは、ありません。というのも、この樹脂サイディングですが、実は私、使用したことが一度も無いんです。
ですから、今回、この樹脂サイディングを実際に採用された方や、施工した方の声を、Youtube動画のコメント欄に書いていただきたいんです。
実際に使っている、皆さんの声が、一番のランク付けになりますからね。どうか、よろしくお願いいたします!
今回はおすすめの外壁材を7つのタイプに分けてそれぞれの特徴をご紹介しました。
1.金属サイディング おススメランク 4つ星
2.左官塗り壁 おススメランク 5つ星
3.木板張り おススメランク 1つ星
4.塗装仕上げ おススメランク 3つ星
5.タイル張り おススメランク 3つ星
6.窯業系サイディング おススメランク 2つ星
7.樹脂サイディング
というわけでこのブログでは、実際の住まいづくりで本当に役立つような情報を、お伝えしております。このような専門的な動画を見ていただいてる時点で、既に皆さんは 後悔の無い家づくりに近づいていると思います。
今回も、最後までご覧下さりありがとうございました。一緒に、最高の家づくりを目指して頑張っていきましょう!
▼こちらの記事はこの動画で詳しく解説していますので、是非ご覧ください!
チャンネル登録お願いします!